執事と共に賭け事を。
「5だ」

「ダウト」


恵理夜は、通る声でそう宣言《コール》した。

ヒガキが、ゆっくりとカードをめくる。


「残念だね」


ダイヤの5。

恵理夜の目が驚愕に見開かれる。


恵理夜の勘は外れた。
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