きっと明日は・・・
そう自分に言い聞かせているだけ・・・


どこかであの仔が好きといっている。


「おぉ~い!!秀樹!!」


終弥だ。


「終弥!!」

手を振っている終弥に

手を振りかえした。


終弥はこっちに走ってきた。部活が終わったようだ。


「お前、部活サボったろ??宿題取りに行くならそんなに時間かかるわけねぇし・・・」


「ぃゃ・・・探してたんだよ!!」


嘘だ・・・でも、道案内してたなんていえるわけねぇ。


「秀樹でもなくすことあるんだ!!」


【秀樹でも】とはなんだ!!


「あるよ!!ってか・・・行こうぜw」


「そうだな!!」


校庭にいるのは俺と終弥だけだった。
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