彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜



それから



映画を見た後、4人で食事に行ったけど斗真くんは終始無口だった



浬世也とケンカするでもなく、穏やかに時は流れて



あっという間に時間は過ぎて夕方、斗真くんが私の家まで送ってくれた



「あ…斗真くん、今日は本当にありがとう」



すごく名残惜しい…


まだ帰りたくない


そんなことを思って


家の前でもう何分も立っている


いい加減斗真くんを帰してあげないと


そんなことを思っていると、斗真くんが静かに口を開いた


「弟…いいやつだね」


「え?」


私は思いがけない言葉に顔を上げる



「保健室で…何か悪かったな」


斗真くんは目を伏せながら、心底悪かったっという顔つきで謝ってくれる





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