彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜
「お腹すいたー!さっお昼、お昼!」
優ちゃんが伸びをしながら自分のカバンの中のお弁当を探る
「ふっ」
「何笑ってんの菜々?」
優ちゃんの美人なのにこういう飾らない性格が好き
私が優ちゃんと仲良くなった理由はそんなところもあるんだけど、知っている人は案外少ない
「あ、優ちゃんまたそのカバン復活させたの?」
「ん?そうそう、これキルティングだから真夏はちょっとね」
「確かに」
「あれ?何だこのバッチ?」
「え?どうかした?」
「ううん…っていうか菜々なんでお弁当2つ?」
私が自分のカバンから出した二つのお弁当を見て疑問の目を向けてくる優ちゃん
「あ?これ?昨日、浬世也に明日のお昼は優ちゃんとお弁当にするって言ったら、浬世也の分も頼まれちゃって」
「…………」