彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜



すると優ちゃんが申し訳なさそうに、浬世也を見ながら


「あ、浬ぃくん、私のはあんまり美味しくないから菜々の食べて?私のはいいから…ね?」



「え…いや…」



ほら!浬世也!


あんたがあんまり言うから優ちゃんのお弁当食べたくないみたいに聞こえるでしょーが


そんな気持ちを込めて浬世也を思いっきり睨む



「う…」


「とにかく、これは斗真くんにあげるから」



私は立ち上がって斗真くんの席に向かう



あ…


でも今さらだけどメチャクチャ緊張してきた


斗真くんが私の作ったお弁当なんて食べてくれるかな?


自分の席で本を読みながらコーヒーを飲んでいる斗真くんに近づいて机にかなり大きいお弁当を置く



「え?」



斗真くんは本からそのお弁当に視線を落として驚くと、次に私を見上げた



「何これ?」




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