彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜
弱い自分が嫌い
もっと強くありたいのに
いつもちょっとしたことで直ぐに落ち込んでしまう
その度に浬世也に泣きついて慰めてもらって
そして元気を貰ってなんとか立ち直る
でも今回は重症みたい
どんなに楽しく過ごしても、どんなに笑ってもやっぱり同じところに戻っていってしまう
斗真くん…
逢いたい
逢いたいよ…
私はお風呂から上がってボーッとしながらドライヤーで髪を渇かすと
重い足取りでリビングにいる浬世也のところに歩いていく
「おかえり」
テレビの前で胡座をかいて座っている浬世也が私の方を振り替って笑顔を向ける
「…ただいま」
そんな私の答えを聞いて再び笑いながら浬世也が口を開いた
「あ〜なんか菜々子が髪下ろしてるの久々に見たかも」