彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜



女の子は顔を下に向けながら走ってその場から出て行った



目の前には同じく、少し胸元が肌けた斗真くんが座って頭に手をやりながら大きなため息をついている



「ご、ご、ご、ごめ…」



私はこの上なくどもる



焦っているのではない



ショックなのだ



『俺が女とヤる場所』


信じているようで信じてなかったから



「お前…何しに来たの?」


「え…」



そうだコーヒー


コーヒー渡さなくちゃ


私はここに入った拍子に落としてしまったんであろう、少し角が曲がったコーヒーを拾って斗真くんに差し出した



「こ…これ…」


やっぱりどもる…




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