やさしい手のひら・前編【完結】
由里に支えられ、私は由里のお母さんの車に戻ってきた
私の様子を見て、おばさんは会えなかったことに気付いたのか何も言わなかった
車に乗り、窓から青い空を眺めていた
この空に健太は飛んで行ったんだ…泣くつもりなどないのに勝手に涙が流れる
昨日、会った時に自分の気持ちを伝えていればこんなことにはなっていなかったのかもしれない。また私は後悔した。でも私の気持ちを知らないままの方がいいのかもしれない。芸能人となる健太と遠距離をして、うまくいくのか…と考えたらそれはかなり難しいことだと思った
♪♪♪~
私の携帯が鳴っていた
「亜美、携帯鳴ってる」
「あっ、うん」
画面を見ると凌からだった
私は思わず由里を見てしまい
「本郷でしょ。私といることは言っていいけど、このことは言わない方がいい」
由里は淡々と言った
私は首を縦に振り、携帯に出た
『どこにいる?』
「凌…今由里と一緒」
『学校来んの?』
「今日は休むかな。連絡しなくてごめんね」
『帰ったら連絡して。亜美んち行くから』
「うん、わかった」
疑っているのか今の電話ではわからなかった
「なんだって?」
「どこにいる?って。なんて答えていいか、わからなくて、ただ由里といるって言ったんだけど」
「海に行ってたとか言っておいたら?空港に行ったことは言わない方がいんじゃない?」
「でも私…」
「ここから本郷とスタートだよ。健太くんはもういないの。だから本郷とまた初めからやり直すの」
私の様子を見て、おばさんは会えなかったことに気付いたのか何も言わなかった
車に乗り、窓から青い空を眺めていた
この空に健太は飛んで行ったんだ…泣くつもりなどないのに勝手に涙が流れる
昨日、会った時に自分の気持ちを伝えていればこんなことにはなっていなかったのかもしれない。また私は後悔した。でも私の気持ちを知らないままの方がいいのかもしれない。芸能人となる健太と遠距離をして、うまくいくのか…と考えたらそれはかなり難しいことだと思った
♪♪♪~
私の携帯が鳴っていた
「亜美、携帯鳴ってる」
「あっ、うん」
画面を見ると凌からだった
私は思わず由里を見てしまい
「本郷でしょ。私といることは言っていいけど、このことは言わない方がいい」
由里は淡々と言った
私は首を縦に振り、携帯に出た
『どこにいる?』
「凌…今由里と一緒」
『学校来んの?』
「今日は休むかな。連絡しなくてごめんね」
『帰ったら連絡して。亜美んち行くから』
「うん、わかった」
疑っているのか今の電話ではわからなかった
「なんだって?」
「どこにいる?って。なんて答えていいか、わからなくて、ただ由里といるって言ったんだけど」
「海に行ってたとか言っておいたら?空港に行ったことは言わない方がいんじゃない?」
「でも私…」
「ここから本郷とスタートだよ。健太くんはもういないの。だから本郷とまた初めからやり直すの」