いちごケーキ
ってか、麗奈も鈍感すぎんだよ。
俺が女とこんな風に登校したり、しゃべったりするのはお前だけだぞ?
まぁ俺の気持ちに気付かれても困るけど。
「じゃあ、あたし教室入るね。」
そう言って、自分の教室に入っていく麗奈。
俺と麗奈は違うクラスだ。
だから、いつ麗奈が知らない男とどうこうなるかが、心配でしょうがない。
正直、四六時中、麗奈を俺の目の届くところに置いて置きたい。
…が、クラスが違うもんはどうしようもない。