極悪彼氏
これ以上聞いてもコタローからは確かな感情は出ないような気がした。



コタローが迷ってるようにも思えて。



やっぱり聞けない。



「何でお前が同じ釜のメシ食ってんだよ!!」

「うるせぇ」

「えっ、反抗期?」

「おかわり」

「シカト!?態度デカっ!!ここ俺んちなんスけど~?」



仕事から帰ったパパはさっそくコタローに絡み始めて。



なんだか慣れてしまった光景だ…。



パパが幼稚すぎる…。



「一緒に寝かせねぇからな」

「別にいい」

「お前、想羽の部屋な」

「えっ…?」

「想羽のモノなんてねぇよ。結婚した時にいらねぇもん処分して渚と引っ越してんだ。ベッドぐらいしかねぇ」

「わかった」



お兄ちゃんの部屋か。



確かに結婚した時から何もない。



「コタ?平気?」

「恐縮です…」

「そういう意味ね…」

「嬉しくて寝れっかわかんねぇ…」



どんだけお兄ちゃんが好きだったの!!



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