極悪彼氏
オヤジの帰宅で目が覚めた…。



服を着てない夢羽が慌てて布団の中に潜ってる。



「空気読め…」

「あら、ごっめ~ん」



もう昼すぎてんじゃん…。



服を着てたら夢羽が布団から顔を出した。



「コタ?」

「あ?」

「チューしたい…」

「なんだよソレ」

「幸せの実感」



目覚めは最悪。



だけど最高の今。



昨日の夢羽は夢じゃねぇ。



何度も俺の名前を呼び、何度も好きだと言った。



俺の大事な夢羽…。



「ヤベ、ヤりてぇ」

「京太郎さんいるし!!もうカラダ的にムリですけど!?」

「声出すなよ?夢羽がいるときは部屋にこねぇ」

「えっ!?ちょっ…」

「食わせろよ」

「じゃああたしのどこが好きかちゃんと言って?」

「あ!?言えるかよ」

「昨日は全部って言ったもんね~」

「うっせ…」

「あっ、顔赤い…」

「もういい!!早く着替えろボケヒヨコ!!」



これから毎日、たぶん最高。



< 340 / 480 >

この作品をシェア

pagetop