極悪彼氏
社長は28歳で穏やかな人。



部下のミスは怒らずにフォローする。



おかげてアットホームな会社だと思う。



で、コタローは仕事をやめろと言うんだけど…実はまだ次の秘書が見つかってないんです。



社長が面接も何回かしたらしいけどいい人がいないとかって。



社長が会社を立ち上げてすぐに入ったあたしは、なんだか情っぽいものがここにあって。



やめるにやめれない…。



「鈴原、おみやげ」

「あっ、お帰りなさい。なんです?」

「カワイかったから。想君と食べて。みんなには内緒だからね」



こうして度々何かをくれる。



初めはシングルは大変だろうからって名目だったのに、今は理由もなく社長が物をくれる。



いただきま~す。



「じゃあ社長、お迎えの時間なのでお先しま~す」

「気を付けてね」

「お疲れさまでした~」



車は会社のを社長が貸してくれてる。



それに乗り、迎えにきた保育園。



想太郎はお利口にしてたかな?



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