極悪彼氏
あんまり騒いだりしない想太郎。
友達といても、なんかひと味違う。
ひとりだけ落ち着いてるっていうか…。
ケンカしたりもしないみたいだ。
そんな想太郎が端っこに座っていた。
「お世話様でした~」
「想ちゃん、ママお迎えだよ」
「どうかしたんですか?」
「お父さんのことで…」
「はい…?」
「子供たちが父親の話をしてて、僕のパパはテレビに出る人って、想ちゃんが言ったんです。他の子たちにウソつきって言われちゃって…」
そっか…。
そうだね…。
想太郎からしてみれば普通の感覚なんだろう。
今まで想ちゃんはママしかいないって周りの子たちも思ってたし…。
「実は結婚したんです、想の父親と」
「そうだったんですか!?」
「いろいろ訳ありで世間にはまだ言ってないんですが…」
「どういう意味ですか…?」
「想太郎の父親は小田切 琥太郎です」
「えっ…?ウソ…ですよね?」
「あははっ…」
「あっ、本当なんですか!?あたし超…ファンなんですけど…なんかすみません!!動揺しちゃって…」
先生、黙っててごめんなさい。
友達といても、なんかひと味違う。
ひとりだけ落ち着いてるっていうか…。
ケンカしたりもしないみたいだ。
そんな想太郎が端っこに座っていた。
「お世話様でした~」
「想ちゃん、ママお迎えだよ」
「どうかしたんですか?」
「お父さんのことで…」
「はい…?」
「子供たちが父親の話をしてて、僕のパパはテレビに出る人って、想ちゃんが言ったんです。他の子たちにウソつきって言われちゃって…」
そっか…。
そうだね…。
想太郎からしてみれば普通の感覚なんだろう。
今まで想ちゃんはママしかいないって周りの子たちも思ってたし…。
「実は結婚したんです、想の父親と」
「そうだったんですか!?」
「いろいろ訳ありで世間にはまだ言ってないんですが…」
「どういう意味ですか…?」
「想太郎の父親は小田切 琥太郎です」
「えっ…?ウソ…ですよね?」
「あははっ…」
「あっ、本当なんですか!?あたし超…ファンなんですけど…なんかすみません!!動揺しちゃって…」
先生、黙っててごめんなさい。