Sweet bitter
――ギシッ…
「でも……カナが俺の恋人になってくれて、嬉しいよ」
「……ぁ、っん……あたし、も…」
ベッドが軋み、あたしは快楽に顔を歪めた。
汗ばむ彼の体があたしに密着し、熱さが増す。
絡み合う指が、今まで以上に……熱い。
「カナ…?」
課長が、切なくあたしを呼ぶ。
もちろん、その声に余裕などなかった。
「な……に……?…ぁぁ…」
敏感な場所に触れられて、あたしはグッと背中を逸らせた。