【番外編】鬼に愛された女【鋼編】


「ほら、着いたぞ」


車が百鬼家の前に止まる

俺が先に降り、妹に手を貸す


……まさか本当に戻ってくるなんてな


あの時の言葉がよみがえる


「……お兄様?どうしたの?」


「なんでもない。ほら、挨拶に行くぞ」


近江の背中を押して、屋敷内に入っていった





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