天神学園高等部の奇怪な面々Ⅸ
河原院 融は天神学園高等部1年。
茶道・華道に琴や舞いまで、平安貴族の嗜みなら何でもござれ。
超絶美形だが、どことなく妖しい雰囲気が強い為、微妙にモテない公家キャラである。
「ほれほれ、下がれ、下がれおろう」
手にした扇を畳み、ペシペシと龍太郎と荏月の頭を叩く融。
微妙にムカつく。
「ほんに、下賎な連中よのぅ…ほれ遡雫、そちも教室に戻るがよかろう」
「うん、ありがとう平家の人」
「いや、麿は平家では…」
「またねぇ、平家の人」
融の言い分も無視して、遡雫は柿ピーと共に教室に戻っていく。
「そこな下賎な連中、そなたらも早々に立ち去れ、ほれほれ蹴鞠キック」
「いてっ!」
「ケツ蹴るんじゃねぇよ!」
融に蹴られながら、龍太郎と荏月は渋々各々の教室に戻るのだった。
茶道・華道に琴や舞いまで、平安貴族の嗜みなら何でもござれ。
超絶美形だが、どことなく妖しい雰囲気が強い為、微妙にモテない公家キャラである。
「ほれほれ、下がれ、下がれおろう」
手にした扇を畳み、ペシペシと龍太郎と荏月の頭を叩く融。
微妙にムカつく。
「ほんに、下賎な連中よのぅ…ほれ遡雫、そちも教室に戻るがよかろう」
「うん、ありがとう平家の人」
「いや、麿は平家では…」
「またねぇ、平家の人」
融の言い分も無視して、遡雫は柿ピーと共に教室に戻っていく。
「そこな下賎な連中、そなたらも早々に立ち去れ、ほれほれ蹴鞠キック」
「いてっ!」
「ケツ蹴るんじゃねぇよ!」
融に蹴られながら、龍太郎と荏月は渋々各々の教室に戻るのだった。