SilverBeast
毎晩
「駄目……やめて、ギン」
後ろから抱きしめ、服の上から胸の膨らみに触れてくるギンに、唯は弱々しく拒否の言葉を口にした。
その程度の抵抗でギンがやめるはずは無く、ギンの手はゆっくり服の中に進入してくる。
「あ、待って……ダメ」
今にも消えてしまいそうな弱々しい声は、本当に小さなものだった。
だが耳の良いギンはそれを聞き取り、いつもの言葉を紡ぐ。
「嫌なら叫べよ……。ウェンが助けてくれるように……」
その言葉に唯は言葉を詰まらせる。