【完】 SECRET♥LOVE 危険なアイツの危険な誘惑

 琥珀を何とか送りだし(追い出し)ホッと一息する瞬間。

翡翠はベットに倒れこむ。


さっきまでいた琥珀の残影。

翡翠は琥珀に溺れていきつつある自分が不安でしかたなかった。
臆病な翡翠がそこにはいた。


翡翠は恋愛が下手なのだ。
強がってみてもひたすら尽くし、結果ウザい女、しつこい女、そして最終的に都合のいい女まで成り下がる。


だから恋愛関係に発展してしまった琥珀にもますます強気にいけなくなる。
悪魔の笑みを持つ琥珀のやりたい放題に近い現状。


琥珀の事を考えるだけで、不完全燃焼の身体が疼きだす。
翡翠は7分咲きのまま放置されていた。

火照る身体を鎮めるようにシャワーの蛇口を捻る。
曇りだした鏡には、首筋に消えたはずの紅い痕がくっきりと蘇っていた。


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