【完】 SECRET♥LOVE 危険なアイツの危険な誘惑
琥珀が言うとおり翡翠の身体は甘い疼きを感じ、体温は上昇していた。
「分かっているなら意地悪しないで。」
「意地悪ねぇ・・・ なら約束しろよ。 仕事中部長と2人っきりにはならないこと。 もしやぶったら帰ってからどうなるか・・・昨日どころじゃすまないよ」
琥珀の長い指が翡翠の髪を掻きあげ、耳にそっと息を吹きかける。
ゾクッと背筋を甘いうずきが通り抜ける。
「仕事でしょう? そんな約束出来ない」
「俺には関係ない。俺が嫌なもんは嫌なんだ。本当は話しすることさえイラっとする」
「そんなの単なるわがまま・・・」
「何とでも言えよ。約束破ったら・・・ 俺はどっちでもいいよ。優しく抱かれたいか乱暴にヤラレタイか主任次第ってことだから」
翡翠はいつの日かの琥珀を思い出していた。
脅迫にも似た口調で翡翠を追い詰める。
あの時は部長の事がバレタ時だった。
翡翠に無理やり交際を迫って見せた。
あの時と同じ自信に満ちた悪魔の笑み。
この悪魔の笑みの前では怯んでしまう翡翠がいた。
「わかった。」
そんなこと出来るわけ・・・。
守れそうにない約束と分かりつつも選択枠など用意されていない。
いつも最後は、琥珀のペースに飲みこまれていく。