Love♡LDK

「・・・はいっ、OKでーす!」
「「「「「ありがとうございましたぁ~」」」」」

何もされることなく、無事に終わった収録。

無傷すぎて、逆に不安だわ・・・。

だけど、ちょっとホッとしたかな?

5人で並んで控室に戻る。

ちなみに、さっきの隼斗の話はもう話した。

案の定、あたしと同じく不思議そうな顔をした4人。

でも4人は「分かったよ~」と言ってくれた。

何があるんだろう?

不思議な半面、何故か嫌な予感がした。

不安で不安で、仕方ない。

「じゃあ、寮に帰りますか」

着替えを済ませ、テレビ局を出た。

大きな麻衣ちゃんの車に乗り込む。

今は15時20分。

約束の時間まで後1時間40分。

「隼斗くん、何をするの?」

ちぃちゃんが質問してきた。

あたしも分からないんだけどっ・・・!

「分っかんな~い。でもね、今日部屋出る時に、おっ・・・“僕に任せてください”って言ってた」

・・・危な~っ。

隼斗の本性、バラすとこだった・・・。

ホントは“俺に任せとけ”って言ったんだ。

・・・ねっ?

“SuperStarの流川隼斗”は一人称“僕”だから。

・・・ぞわっ。

鳥肌立つわぁ~。

「まぁ・・・、流川くんに任せよっか」

キッズが、ふわふわした感じで言った。

そうだね・・・。

なんてったって、あたしの自慢の彼氏だからね。

言えないけど。

きっと、何かをやってくれるはず。


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