Love♡LDK
17時半。
ガチャッと重いドアが開かれた。
―――――パシャッ
―――――パシャッ
たくさんのカメラ。
「流川さん!これはどういう事ですか?」
「松本さん、答えてください!」
たくさんの報道陣。
そう・・・。
これは記者会見だ。
しかも生放送で。
ちなみに、中身は極秘だ。
そうしないと、満奈が悲しむからな・・・。
俺と松本が席に着いた。
そしてマイクを持ち、俺は話し出した。
シーンとする報道陣。
「えー、皆様。本日はお忙しい中お集まり頂き、誠にありがとうございました。実は、御報告したい事があるんです」
その言葉に、会場がザワザワし始める。
俺らが並んでいる限り・・・、多分“熱愛”だと思い込んでるはず。
でも・・・、残念でした♪
「こちらを見てください」
俺の一言で、会場がフッと暗くなる。
会場の後ろにスクリーンが現れた。
そして、何かが映し出されている。
だんだん、声も聞こえて来た。
『貴方達、もっとRainbowに嫌がらせしてアイツらを消してね?じゃないと私達SweetLoveが№1になれないんだから』
『わっ、私はSweetLoveがたとえ№1じゃなくても、大好きなんですけど・・・』
『僕も・・・、№1なんて関係ないと思いますっ!』
『黙りなさい。アリアと玲華さんのために早く消しちゃってよ。それとも、今ここで、貴方達を消してあげようか?』
『ヒィッ!ごっ、ごめんなさいぃ!』
『・・・分かればいいのよ。行くわよアリア』
『・・・玲華さん、コイツらは?』
『ふふっ、今日もきっと、Rainbowの悲しい顔が見られるわ。・・・アイツらのおかげでね』
「なっ・・・、何ですの?これは合成よっ!」
松本が叫んだ。
その映像は、2人の男女を松本と加賀谷が脅している場面。
これはこの前のライブで見つけたんだ。
なかなかよく撮れてんな・・・。
松本は焦ってる様子だった。