Love♡LDK
「雅也くんも、隼斗くんに劣らないイケメンだぞ」
「隼斗の容姿と付き合ってるわけじゃない」
もう、何が何だか分からないよ。
隼斗・・・。
時々見せる無邪気なあの笑顔を思い出す。
“満奈っ!”
“夜が楽しみぃ~”
“俺には満奈しかいないから”
“満奈不足~・・・”
“充電のチューしていい?”
“お前の方が可愛いし”
“シよ”
“可愛い”
“この俺様に馬鹿なんて言っていいと思ってんのか?”
“いや・・・似合いすぎだ”
“悪かったよ・・・”
“今日の満奈は姫だから”
“満奈だけの王子な”
“言っとくけど、満奈が可愛すぎるのが悪いんだからな?”
“愛してる”
目を閉じれば・・・。
鮮明に思い出せる、隼斗との事。
王子様の隼斗も。
照れた隼斗も。
優しい隼斗も。
甘~い隼斗も。
エロい隼斗も。
俺様な隼斗も。
“あたしも、大好きだよ”
結局は、全部好きなんだ。
そんな彼と、別れるなんて・・・。
「とにかく・・・考えてみてくれ」
出来ないよ・・・。
あたし、隼斗とずっと一緒にいたい。
別れたくない。
この日もあたしは・・・、寮に帰らなかった。