Love♡LDK

「でも・・・」

しゃくり上げながら、でも話そうとする華園。

俺の右手と満奈の左手はまだ繋がれている。

華園はそれを見つめていった。

「距離があっても、心は繋がっている・・・」

その言葉はきっと、俺らの事を指している。

奴は泣きながら、笑った。

「どんな時でも愛し合っている、2人が羨ましい」

真っ直ぐに、満奈の目を見ていった。

すると、

「邪魔して・・・ごめんなさい」

華園は頭を下げた。

「隼斗先輩への想いは、過去形にします」

そして、こう言った。

甘ったるい声じゃなく、真剣なトーンで。

「先輩、好きでした」

今までで一番大きな涙の粒を零した華園。

それでも華園は、笑っていた。

「明日には自分の部屋に帰ります」

ホッとした。

これで・・・やっと、満奈とラブラブできるんだ。

胸を撫で下ろした。





香水臭い匂いが消えて。

代わりに、大好きな彼女の香りが鼻をくすぐる。

再び始まる、満奈との生活。

今まで散々傷つけて、ホントにごめんな?

・・・でも。

これからは大事に、お前を守ってやる。

桜井満奈を、愛し抜く。

「世界一愛してる」

隣の彼女にそっと囁き、

―――チュッ

さくらんぼ色の小さな唇を奪った。

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