愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々 2〜
もう、さすがに我慢の限界だ。



オレは体の向きを変えると、
正面から父さんに対峙して
キッパリと言い切ってやった。



「望むところだっ。
やりたいならやってみろ!

そんなにオレの舞が気に
入らねーんなら、いつでも
やめてやるよっ!!」




……吐き出したら、ちょっと
スッキリした。



ア然としてる父さんの顔が
いい気味だ。



オレは傍らに立つ悟にも
鋭い一瞥をくれてから、
荒々しくその場を
立ち去った――。





     ★★★★★



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