ヴァイブ
玲二は、はにかむ様に笑って

「七海が俺の事をめいいっぱい愛した時に、時間を忘れて激しいのをやろうな。」

頭を撫でた。

「…っ…私は、玲二なんか愛さない。」

「それでもいい。
例え、俺じゃなくても、七海が誰かと愛のあるSexがしたいと思えるまで
側にいてやる。」


「な…に?
何を言ってるの?
私は、愛のあるSexがしたいなんて一言も言ってないし、
Sexするのに愛なんかいらない!!
側にいてやる。とか意味わかんないんだけど!!」


「そうだな。
でも、七海。
お前は、強がってはいるけどそんなに強くないだろ?
弱さを隠す為に必死に強さを繕ってるんだ。」


……!?

何で…何で…

また……

壁が壊される…


怖い…怖い…怖い…

「わけわかんない事ばっか言うな!!」

そう言い残して、家を飛び出した。


どこに行くわけじゃないけど…


玲二に言われた言葉を

今すぐかき消したい。

見破られてる心を

隠すんだ。


玲二………


あんたは、一体……………


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