ヴァイブ
「だから、何でタカミ レイジのベッド?」

「響の方がよかったの?
昨日、俺とSexしたいって言って割に気が多いんだな。
七海ってば。」

クスッて笑いながら、また眠りにつこうとする。

「今日は、仕事?」

「違うけど…」

「そうなんだ~。じゃあ俺、朝ご飯は、塩鮭が食べた~い。」

「はっ?」

「昼の三時頃に起こして~。」

「朝ご飯じゃないじゃん。」

「俺にしたら朝ご飯~。」

「私に作れって言うの?」

「うん。よろしく~。あ~味噌汁…も…」

話しながら、ぐ~と寝息をたて始めた。

何!?

言うだけ言って寝た!?

何様!?


寝息を立てるタカミ レイジを見てると

なんだか、わかんないけど、言い表せないおかしな気持ちになって

そっと髪に触れる。

…無意識だった。


何やってんだ?
私。


起こさない様にと気を使ってベッドから降りてから、部屋を出た。


出ると、すぐリビングで、

昨日、寝かされてたのってタカミ レイジのベッドだったんだ。

と気付いた。

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