ヴァイブ
何で…?

何で、私の心に気付くの?


まるで、琴子の様。


ヤキモチ…

確かに、それもあった。

だけど、それは玲二に恋して好きだからとかじゃない。


Sexをしたい…


その想いが強くて、
目の前にいる玲二とのSex権を誰にも取られたくないという

気持ちからだ。


『玲二とSexしたい女はいっぱいいる。』

響の言葉。


その女達には、決して渡したくない。


私がスルんだ。

この男と、絶対に。


「可愛いなぁ~。なな…み…は…。」

ぐ~…

喋りながら、玲二は寝息をたて始める。

玲二の得意技は、喋りながら寝る事?

このシチュエーションは、何回目?



…まぁ、いっか…


「私も寝よっ…」


目を閉じると、三分後には、

夢の中だった。


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