阿鼻叫喚
徐々に輝きを増したかと思うと、その巨体を揺るがしながら、想像を絶する大爆発を起こした。

やがて膨大な質量を支えきれなくなった巨星は、周りの時空をも巻き込んで、急激な収縮を始めた。
そこには目に見えない何かが存在し、その闇は次々と周りの星達を飲み込み始めた。

ブラックホールの誕生である。

やがて小宇宙の全てを飲み尽くしたブラックホールは、部屋の壁や天井、遂には扉まで飲み込み始めた。

この後このブラックホールは、いったい何処まで吸い込み続けるのだろうか?
世の中の全てを飲み尽くすまで、止まらないのだろうか?

体を支えきれなくなり、為す術もなく真っ先に飲み込まれた傍観者には、後の事など知る由もなかった。

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