キレイをつくる保健室
目覚めたとき、あたしの横にはヒロと塚田センセがいた。
あれ?
何で……ふたりがいるの?
「気がついたか、花崎」
塚田センセ、声が大きいよ。ヒロ、目をウルウルしないでよ。
キレイな青い瞳が流れていきそう。
「ママは?」
ここは保健室じゃないよね?あたしん家だよね?
「お母さん、呼んでくるよ」
ママは塚田センセに呼ばれて、すっとんできた。
「な~み~ちゃあん~」
ママ、だいじょうぶだよ。熱が出たみたい。