男子校の姫は極道少女
リビングに行くと

「姫華お早う!!」

ムギュ

姫「お早う、父さん。抱きつかないで?暑苦しわ★」
父「ワォ、笑顔だけど★が黒い♪」

母「あなた、いい加減それ止めなさいな。姫華も今日から高2なのよ?父親なんてウザイんだから」

父「………」

父さんは壁に向かいいじけた。

姫「母さん、父さんいじけたよ?」

母「情けないわね。藤谷組の組長の癖に」

父さんは無視しよう♪

姫「それより母さん、用意出来てる?」

母「ええ、はい。新しい制服!兄さんたらわざわざ用意してくれたのよ!」

渡されたのはシンプルな女子の制服。可愛い

姫「本当に!?私の我が儘にお金かけちゃダメじゃん。男装していくつもりだったのに」

今日から高2になるのだけど、私は転校します。それも不良の巣窟とまで言われてる母さんのお兄さんが理事長をしてる神谷学園という男子校です。

父「姫華なら大丈夫だと思うけど、あそこは寮生活なんだから気をつけてな」

母「桃華の想い人見つけたら紹介してね?」

姫「うん、ありがとう。我が儘きいてくれて」

父・母「いってらっしゃい!」

姫「いってきます!」

私が今回転校するのは双子の妹、「桃華」が深く関係している。でも……まだそれを話すのは少し辛いから、また今度、ね

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