あなただけ
それから、あっという間に


高校生活も残り少しになった。


そして、それは突然やってきた。


放課後、俺の学校の校門の所に


笑美の弟の太一くんが来た。


「こんにちわ。恵さん。」


「あっ、どうも。お久しぶりです。」


「突然すいません。


あの・・・姉ちゃんの部屋の整理をしてたら


手紙が出てきたんで持って来ました。」


「手紙って・・・俺に?」


「名前が書かれてたんで。」


可愛らしいピンクの花の絵の封筒。
< 280 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop