龍とわたしと裏庭で④【クリスマス編】
それは警告だった。


わたしを利用する事は考えるなという警告


「なるほど」

常盤さんはニヤリと笑った。

「心しておこう」


圭吾さんはもう一度挨拶をして、わたしの手からカバンを取り上げた。


「帰るよ」


わたしはコクンとうなずいた。


外に出て、いつものように圭吾さんが助手席のドアを開けてわたしを車に乗せる。


シュンとしているわたしを見て、

「別に怒っている訳ではないよ」

と圭吾さんが言った。


ますます自分が子供みたいで嫌になる。


「後でちゃんと話そう」

車をスタートさせながら圭吾さんが言った。


「後にできない話が一つあるの」

「何?」

「美月のところで卵から孵化した龍がいるんだけど、変なの」

「変って?」

「翼は赤龍なんだけど、体がトナカイなの」

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