王子様の下僕





あっという間に俺の家に着いた
ブタ子はなんだか上の空

「ぼーっとしてないで上がれ」

「はぁい、お邪魔します」

ブタ子は興味津々そうに
部屋を見ていた

自分でみても黒一色でなんか気味が悪い

そう思っているといつの間にか
リビングに着いていた

「飯作って、腹へった」

早速俺が命令すると

「はぁい…って何にもないし、
買い物行かなくちゃ」

呑気な返事がなんともブタ子らしい

「金はそこにあるから
バックの中に入っている金は
今月分だから使え」

俺はクローゼットを指差していった





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