オレ様婚約者と甘いKiss【完】
「やっぱり。
小沢さん、祐都のこと――…」


翼くんはあたしの手首を離すと、小さく息を吐き出して、ポケットから黒い物体を取り出した。


「電話してやるよ、祐都に」


「……。
はぁあぁああ!?」


「だって、彼女じゃないんだろ?」


「…うん」


――“婚約者”ではありますが、“彼女”ではありません。


「だからって、こんなほっとき方、ひどいよな」
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