オレ様婚約者と甘いKiss【完】
一瞬にして、血の気が引く。


「今日、ずっと、さ。
大事そうに握り締めてたよね、右手」


…いや、それは、違いますぅ。
ただ、隠してただけなんですぅ。


「向きからして、自分で書いたものじゃないよね?」


…はい。
無理やり書かれました。


「もしかして――…。
祐都?」


翼くんの口からアイツの名前が漏れた時、あたしの手首がぴくっと動いた。
< 168 / 420 >

この作品をシェア

pagetop