愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】
「たかおにーちゃー?」
いや、使うって言うのは言葉が悪いな。
美樹が、作ってくれてたんだな。
もうないと思っていた、ここに。みんなと、俺の居場所を作ってくれてたんだな。
負けたよ。
これが作戦だって言うなら、完全敗北だ。
「美樹……由美さん、ナオ、ユウ……
……ありがとう…………」
涙が、止まらなくて。
美樹を抱きしめたまま、自分の腕に自分の顔を押しつけた。
「たかおにーちゃ、いたいの?」
美樹の問いかけに、首を振る。
「いたいいたい?」
また、首を振る。
何度かそのやりとりを繰り返して、涙が止まった頃、顔を上げた。
「俺……ここにいて、いいのかな。母さん……どう思うかな」
「良いに決まってるだろう」
おとなの男の声がして、振り返る。
そこに居たのは予想通り、親父だった。
「母さんは俺が選んだ女だぞ。全部受け入れてくれるような、懐の深い女性だ。むしろ喜んでくれるだろう」
「親父……」