a memorial connection

突然響いた怒声に、美保の体は震えていく。



カツッーーと男の足音が響いた。



「今日中にデータを繋げ。さもなければ…分かるな?」



男はそう言いながら、美保の首に着けられている“首輪”をコツコツと叩いた。




瞬間、美保の表情は泣きそうに歪む。




「わ、かりました…。」




美保の答えを聞くと、男は何も言わずシュン、と消えて行った。




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