心の中で。
「まじか!美玲良かったじゃんっ」


敦史も渡井君も、祝福の言葉をくれた。





「実は俺も…こないだ告白されて…さ。」


はにかみながらそんな報告をする、渡井君にも新たな恋の予感。


渡井君とは、あれから、はじめは気まずかったけど、だんだんもとの友達関係に戻れてきた。



「俺ぶっちゃけちょっと美玲のこと引きずってたけどさ!昨日クリスマスに会ったんだけど、好きになれそうな気がすんだ。その子のこと。」








良かった…


あたしなんかのことを、好きになってくれた人。


渡井君がくれた気持ちは大事な宝物だから。


やっぱり幸せになって欲しい。
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