浮気性彼氏と心配性彼女【完】



――――――――亜樹が事故にあった日…

俺はメールで亜樹に『別れよう』と言った。
亜樹の方を見ると、泣きそうな顔をしていた。


は?なんで…って思ったけど、気にしないでいた。
2時間目から小林と亜樹はいなかった。

もう2人は付き合ってるのか……
自分から別れを告げたはずなのに悲しくなってくる…


亜樹…俺お前がいなきゃダメみたいだ。

この日はいろいろムカついていた。
だから、メールを送ったかもしれない……いや、だから送ったのだ…
朝からいろんな人の目線を浴びる。多分俺が女を連れていないからだと思う…

それに、教室に入ると亜樹は周りの男子に注目されていて…
少しむかついた。

それと同時に…小林と亜樹が笑いあってるのが見えた。
あぁ…付き合うのか…そう思った。


俺にはあんな可愛い笑顔見た事がない…いや、見せてくれたことが無い…




亜樹…幸せになれよ…?




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