浮気性彼氏と心配性彼女【完】
それから1日経ち、私の久しぶりの学校に行く日だった。
初めは緊張したが優希とか俊が、サポートしてくれて、何事もない1日だった。
ケドやっぱり鈴木君以外の人は覚えていて、鈴木君の事は覚えていない…
不安そうな顔をしていると優希が、
「今日は買い物行っちゃう?」
ってニコッってしながら言ってくれて、少し気が晴れた気がした。
そして放課後…――――
「「よし!久しぶりの買い物だ~!」」
2人で買物するのは事故前が最後だったので、
テンションがすごく上がってた。
優希と一緒に喋りながら横断歩道を歩いていると、
目の前に鈴木君らしき人がいた。
女の人と―――……
優希もそれに気づいたらしく、気を使って
「早くいこ?」
って言ってくれる。ケド頭が痛くて何も頭に入ってこない…
「亜樹?」
心配した優希が顔をのぞいて聞いてきた。
私はこれ以上心配させたくなくて作り笑顔で
「早くいこ~赤になるよ~」
と言って誤魔化した。
優希はちょっと不安そうにしてたがニコッて笑って、
「いこっか!」
鈴木君もこっちに気付いたのか、少しみられていた気がするが
私たちはその隣を通り過ぎた。
楽しくなるはずだったお買い物も、少ししか楽しめなかった…