GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
パトラッシュよ。
私、感動を覚えた。
お主、本当に凄い。
私、お主の頭が欲しい。
私――…
「茉麗、魂が抜けているぞ!?」
「お主の脳みそが欲しい」
「……え?」
店内の空気が凍りつく。
そして一拍おき、篤さんと郁斗はゆっくりと顔を見合わせる。
「あ、篤さん。茉麗を精神科に連れて行きましょう」
「そ、そうだな。救急車を呼んだ方が良いかもしれねー」
「俺、今携帯持ってるんでかけます。篤さん、何番でしたっけ?」
「119番だ、馬鹿野郎!!」
「実際にかけるな、馬鹿野郎!!」
私は声を張り上げてそう言い、慌てて郁斗から携帯を張り上げる。