手紙でXXXして。
「それじゃあ、またね。手紙かくねチハルさん」

「あ、うん。じゃあ、絵もまたみせて」


再会のコトバを告げられて、
あたしは気がつくとそう答えてしまった。


そんなあたしたちのやりとりをみて実の、彼の姉は一瞬だけ目を細めて、ため息をついた。





だめよ、 


と小さく彼女の口が動いた。




あたしが、その時の彼女の言葉の意味がわかるのはすこしだけ、先のこと。
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