ONESTAR
振り向けば、両腕を腰に当て、クラスの悪ガキを注意する絵に描いたようなクラス委員長ポーズでイチムラが経っていた。
「家で作詞してたんだよ。」
こいつはリホコとリュージの幼馴染で、今は何を間違ったかリュージの彼女だったりするやつだ。
この学校で唯一、俺を普通の人間扱いするのは、小さい頃からリホコのキレイ過ぎる顔を見て慣れてるからだと俺は思ってる。
肩口ですっぱりと揃えた髪を耳にかけながら、イチムラ俺のそばに寄って来て囁いた。
「あたし、見たよ、昨日。」
「何を?」
「家で作詞してたんだよ。」
こいつはリホコとリュージの幼馴染で、今は何を間違ったかリュージの彼女だったりするやつだ。
この学校で唯一、俺を普通の人間扱いするのは、小さい頃からリホコのキレイ過ぎる顔を見て慣れてるからだと俺は思ってる。
肩口ですっぱりと揃えた髪を耳にかけながら、イチムラ俺のそばに寄って来て囁いた。
「あたし、見たよ、昨日。」
「何を?」