翔る。
もうどうしたらいいのか、何をすればいいのかわからなかった
ひたすらに木の目模様の天井と見つめ合う
もう家族やみんなに会えないの?
一気に不安の波が押し寄せる
「私、帰る」
うん、帰る。
来れたなら帰れるはずでしょ
「どこへ?」
伊達政宗があざ笑いながらに言った。
「私の家」
「どうやって?」
うっ、と言葉に詰まる。
答えが見つからない
どうやったって時間を越えるなんて凡人の私じゃできない。
いや、超人だってできないだろうけど