僕は
 確かに事務所にいて感じる憂さの類も大いにあったのだが……。


 でもそれもいつか乗り越えられる。


 きっと全てがいつの日か、笑い話になるだろうと思い。


 極めて楽観的に考えているのだった。


 ゆっくりとした気持ちで。


 そして花が散り、若葉が萌えるように、互いに人生において一番いい季節にいると思いながら……。


 花は美しく咲き誇る。


 まるで目の奥に焼きつくかのように、花の色が強烈に残っているのだった。


 お互い寄り添ったままじっとしている。


 春の温かい日差しに照らされ続けながら……。

                              (了)
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