キミのことを ずっと
「その女の人は恥ずかしそうに拾っていたけど、周りは見て見ぬフリ。
俺、たまたま近くにいてさ……。
側に落ちていた定期を拾って、その女の人に渡したんだ。
そしたら、その女の人は『ありがとう』って、にこっと笑って俺を見たんだ。
その笑顔を向けられた瞬間、俺、ドキッとした。多分、一目惚れ」
そう言って、本田さんは私を優しく愛おしそうな目で見る。
ねぇ、もしかしてその女の人って……
私は黙ったまま、本田さんを見つめる。
そして、本田さんは話を続ける。
「さっきも言ったけど、俺、昔からモテる事わかっていたし、“好きな人”っていうのも、いた事なかった。それに、“来るもの拒まず”だったんだ。
でも、その女の人を見た瞬間、ドキッとして、その後もドキドキが止まらなくて……。
そんな自分に戸惑った。
だって、なんでこんなにドキドキしているのか、わからなかったから。
でも、駅に行く度にその女の人を無意識に探していたし、“また会いたい”って思っていた。
だけど、服装からして、その女の人は社会人っぽかったし、学生の俺とは時間がなかなか合わないし。
だから、結局それ以来、会えなかったんだけどね」
俺、たまたま近くにいてさ……。
側に落ちていた定期を拾って、その女の人に渡したんだ。
そしたら、その女の人は『ありがとう』って、にこっと笑って俺を見たんだ。
その笑顔を向けられた瞬間、俺、ドキッとした。多分、一目惚れ」
そう言って、本田さんは私を優しく愛おしそうな目で見る。
ねぇ、もしかしてその女の人って……
私は黙ったまま、本田さんを見つめる。
そして、本田さんは話を続ける。
「さっきも言ったけど、俺、昔からモテる事わかっていたし、“好きな人”っていうのも、いた事なかった。それに、“来るもの拒まず”だったんだ。
でも、その女の人を見た瞬間、ドキッとして、その後もドキドキが止まらなくて……。
そんな自分に戸惑った。
だって、なんでこんなにドキドキしているのか、わからなかったから。
でも、駅に行く度にその女の人を無意識に探していたし、“また会いたい”って思っていた。
だけど、服装からして、その女の人は社会人っぽかったし、学生の俺とは時間がなかなか合わないし。
だから、結局それ以来、会えなかったんだけどね」