キミのことを ずっと
そして、私はさっき気になっていたけど聞けなかった事を聞く。


だって、会った事があるのに、その事を覚えていないっていうのは、さすがに失礼だ。


だけど


「あるよ」


本田さんは満面の笑みで私をみる。


「えっ!?」


会った事があるのに、覚えていないって……


さすがに失礼だ。


「ごめ……」


「まっ、玲子さんは覚えていないだろうけどね」


謝ろうとした時、本田さんは私の言葉を遮る。


そして、“覚えていなくて当然”とゆう顔をしている。


えっ?


どうゆう事?


私の頭は混乱していた。


「俺、この辺りの高校に通ってたんだ。だから、いつもこの駅を使っていた」


喋りながら歩いていたら、私達は駅に着いていた。


そして、駅前で手を繋いだまま、本田さんは話を続ける。


「高3のある日、帰ろうとこの駅に着いたら、人にぶつかられて、鞄を落として中身をぶちまけている女の人がいたんだ」


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