Blood Smell
「中野さん?」

「先生・・・
今まで私が必死で先生を振り向かせようとしているのを見て
楽しかったですか?」

「え?」

「私・・・先生を振り向かせるために精一杯の事を
できる限りのことをしました。

毎日毎日先生に会いに来て
食べてもらえないお弁当を毎朝作って

全部私の押し付けだって言う事もわかってました。

それでも
先生が好きだから

先生が本当に好きだから・・・・


でも


もう止めます。

これ以上無理に私に付き合って切れなくても結構です。

ご迷惑かけてすみませんでした。」


私はゆっくりと準備室を出る
先生とすれ違いざまに
「さようなら」と小さくささやいた



初めからわかっていた


でも


信じたくなかっただけ



終業式の前日
私は自分で自分の恋に終止符を打った


先生は
何も言わず
少しも動かず
私を見ようともしなかった


もともと
こうだったはず

なのに
私は何を期待していたのだろう


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