Blood Smell
お決まりの遊び場はアミューズメントパーク
ゲーセン、カラオケ、ビリヤード、ボーリング
全てが入ったココが私達にはサイコーだった

ボーリングはペアで分かれて戦う事になった

春奈は前田クン、私は河合クン

「マジで優勝しちゃうから!」
気合満々の私達の勝負は白熱した

前田クンも河合クンもスペアやストライクばっかり

私と春奈は・・・二人のスコアに微々たる貢献をして

「中野、腕のちから抜いて。
押し出すようにゆっくり投げてみな?」

「うん!」

河合クンのアドバイスを参考に私はゆっくり投げる

ボールはゆっくり回転をして・・・


バコーーン!!


「キャーーーー!!
ストライクぅぅぅ☆☆」

「やったぁぁぁあ!!」

手を取り合って河合クンと二人で喜び合う

「まじでぇ?!」

春奈の絶望的な声が聞こえる

スコア表を見たら・・・

「私達の勝ちだぁぁ☆」

またまた二人で喜び合った

無意識に手が重なった


はっと気づいて
パッと離した


気まずく視線を交わして
小さく笑って

「あはは」

声を上げて笑った


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