人心は、木漏れ日に似る
海里は仕方なく、将樹の頭を軽く小突いた。


「おい」

「うっせーな、て、海里かよ」


無造作に海里の手を払い、将樹は顔だけ振り向く。


「海里、お前の学校って不気味じゃね?

さっきから、隅でずっと勉強してやがんの。

あれ何?
勉強が彼女なの?」


ひたすらどうでもいい話題は無視して、海里は用件だけ伝えることにした。


「星園の奴が迷子だから、荘田と探しに行く。

それを伝えに来た」



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